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アカイC4 VTSとお別れしました。ロードバイクも1台手放しましたがなぜか1台増えちゃいました


by wonder_95218
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自賠責慰謝料支払い

ということで先月請求書を提出した自賠責の慰謝料が支払われたという通知が本日届きました。
約ひと月半かかったことになりますが途中私がとある書類(後述*1)を仕事が立て込んでいる
時に送られてきて記入がめんどくさいものだったので2週間ほど塩漬けにしたためです。

結局のところ先般も書いた通り事故発生直後に私の方から相手方に損害与えていないしケガを
したのは私だけなので「事故として届け出なくてよい」と伝えたにもかかわらず相手方が届け出を
しておきながら以後の交渉には一切応じないというわけのわからない対応を取ってくれたために
こんなややこしいことをしなくてはならなくなったのですが…同じような目に遭われた方の一助に
なればということで自賠責保険の被害者請求の手続きについてまとめて記しておきます。

まず必要な書類
事故証明
自動車安全運転センターが発行しています最寄りの警察署もしくは運転免許試験場で申請して
ください(即日発行はされません、だいたい5日程度で郵送されます)申請費用600円(平成22年
4月から540円に改定)
私の場合は任意保険の代理店が相手方と交渉の際に取得したものを提供していただきました。

自賠責保険請求書
事故証明に記載された相手方の加入している損害保険会社の営業所に申し出て入手してください。
記入のマニュアルも同梱されています、無料。

診断書
自賠責は人身事故特に傷害について補償するものなので当然必要となります、受診した医療機関
で発行してもらいます。発行料3000円~5000円、必要となる書類では高額の部類に入りますが
私のケースでは事故届け出時と2度発行してもらっていますがこの費用も診療費に混入して病院が
請求しているため支払いゼロ。

診療報酬明細書
事故で負った傷害の治療費も限度額(傷害の場合120万円、注:後述*2)の範囲内は自賠責保険
に請求するとそちらから支払われます。受診した医療機関(調剤薬局で薬を処方された場合は薬局
からも忘れずに依頼すること!
)発行料は診断書の際と同じく診療費に混入したため不明。

印鑑証明
各自治体の役所・役場で発行、手数料2~300円程度。

事故発生状況説明書
請求書に同梱されている場合が多いかと。事故現場の概略図に自車・相手車がどう進入してどの
箇所で事故となったかを記入します、事故証明には誰と誰がどこで事故を起こしたと記載されている
だけなので当事者以外はそれを見ただけでは何も分からないのでそれを補完するための書類です。

通院交通費明細書
公共交通機関を利用して通院した際は往復の交通費も限度額の範囲内で支払われます。マイカー
を用いた場合も距離と回数に応じて支払いがあるようです(?)
私の場合は仕事で出入りしている病院受診したのですが同級生がいることもあって予約・診察時刻
を仕事で立ち寄る時間にうまく合わせ込んでもらっていたため普段から外回りの際使っている原付
でそのまま行っていたのですが、保険会社の担当して下さった方がバスで通院したことにして申請
してよいと言ってくれたのでバス会社に問い合わせて相当額を記入しました。

休業損害証明書
休業があった場合休業補償が限度額の範囲内で支払われますが私はそのまま仕事し続けたので
なし。源泉徴収票や確定申告書の控え、納税証明などが必要。

だいたいこのぐらいのはずです。

これらを揃えて相手方の自賠責保険の損害保険会社の営業所に提出してください、当該の地区の
サービスセンターに書類が回ると確認の電話が入ると思います。

1週間~10日程度すると損害保険料率算出機構というところから
『事故状況等についてのご照会』
という文面と
『事故状況等についての回答書(1)(2)』
という2通の書類が届きます。

これは通常であれば当事者間の任意保険の損害保険会社が算定する過失割合に基づいて賠償額
が決まりますがこれが出ていないため(後述*3)独自に算定しなければならない(後述*2)請求時に
提出した事故状況報告書に沿った形でアンケートを取られるわけです。

これを送り返すと損害保険料率算出機構が過失割合を算定し自賠責保険の損害保険会社に通知
されそれに基づいて保険金が支払われます(約2週間)。

提出する書類には基本的に記入方法のマニュアルが付属していますが素人にはどう記入していい
のかわからない部分も出てきます。提出先の機関に尋ねればどの欄に何を記入するのかどう記入
しておいてほしいのかキチンと教えてくれます、ややこしさに挫けないでください。

請求から実際の支払いまでおおよそ3週間~ひと月程度要すると思ってください。




後述*1
この『事故状況等についての回答書(1)(2)』というやつがまた事故後警察で受けた実況検分を書面
で行うようなものでホントめんどくさいというか朧気になってきている記憶を掘り起こしという作業を伴う
ので正確に記載するのはなかなか骨が折れます、ということでコヤツを塩漬けにしてたわけです。

後述*2
自賠責保険の傷害の際の支払い限度額は120万円。
医療費・休業補償・通院交通費・慰謝料がこの中から支払われます、限度額を超過した部分にのみ
任意保険から支払われる、もしくは自己負担。但し被害者側の過失の割合が8割を超える場合は2割
減額されます。このため自賠責保険の支払いの際にも過失割合が必要とされそれを算定するための
機関として損害保険料率算出機構から回答書の提出を要求されるわけです。

後述*3
『出ていない』と書きましたが厳密にいえば出てました0(相手):10(私)。
なるほど、そもそも私は接触していないので揉めるのがわかってた、相手に損害は与えていないので
ケガは自分で処理すればいいと思った上で「事故として届けなくていい」と伝えたわけです。お互い余計
な行政処分も受けなくて済む、任意保険の等級にも影響なしというメリット付きの条件です。

ところが相手の任意保険の担当者がそそのかしてわざわざ事故にしてその上最初に電話かけてきた時
には散々な言い様(列挙しなくてもだいたい想像つくと思いますが)。かなりカチンときてるところに持って
きて全部私のせい?それじゃなにですか!?私は突然相手のクルマの前でコケたアタマのイタ~イ人って
ことですか?

実際のところ任意保険が交渉に応じていればこんなめんどくさいことを素人が行うことはないわけです。
人身事故の場合加害者側は被害者側の傷害に関しては賠償責任があり、任意保険は傷害の部分に
関して支払いをしたところで限度額の範囲内は支払い後自賠責保険に請求して取り戻してるわけです
(自賠責と任意をおなじところにかけてる場合はどうにもなりませんが)。が示談交渉においては物損の
賠償が先に立つらしくそこで出た過失割合を基に傷害の賠償(自賠責から取り戻せる額を弾き出す)と
なるそうなのですが交渉が全く進まないにしてもここを放置されると非常に厄介なんです(現実的には
この事故の件自体相手方では終了になってます)。

医療費、いつ支払われるかわからなければ誰かが算段しないといけないわけでこのままでは私です。
事故の場合は自由診療になるので保険診療の大体1.5倍~2倍の10割負担。保険診療へ切り替え
(いわゆるケンキリ)も事情を説明すれば応じてもらえるケースがほとんどですが病院にはおいしいため
応じてもらえない可能性もゼロとは言えません。妹が事故を起こして相手側はクルマの損傷のみで物損
処理に同意してくれてたものの自分が負傷しており事故で受診したためケンキリの手続きしたことがある
のですが病院が応じても健康保険が渋るといった場合もあります。この場合も保険事務所に出向き事情
説明の上『第三者行為による疾病届』という書類を準備し相手方から念書をとったりと相当の手間を要し
ます。

自賠責保険の被害者請求というのは正当な権利の行使ですがハッキリ言って『なんで自分でこんなに
動き回らなきゃなんねぇんだよ!』という気分でイッパイになる非常に気分の悪い手続きです。慰謝料も
請求しましたよ、権利のうちですし最初に事故届け出してくれたことからこっち、気分の悪いこと言われ、
余計な手間さんざかけさせられてるのですから。できることであればコレをお読みになられた方がこんな
ハメに陥らないことを切に願います。

ということで支払われた慰謝料は

4200円×通院日数or治療期間(日数の短い方を選択される):15日×2+交通費(280円×15回)

で130200円、のところ131000円。上乗せの800円がどこから出てきたのかはわかりません(爆)
交渉が進まない中イライラしながらネットで調べ上げていたので請求すればいくらに支払われるか計算
はしてあったのでそれより多く払われてラッキー、なわけありません害した気分や労した手間を考えたら
決して妥当かどうか。とにかく最低限正当な金額はいただいたそれだけです。

ま、あぶく銭掴ませていただきましたわ、使い道は既に練ってるけど。
by wonder_95218 | 2010-03-24 23:22 | 駄文