アカイC4 VTSとお別れしました。ロードバイクも1台手放しましたがなぜか1台増えちゃいました


by wonder_95218
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F2キットカー

今さらですがF2といっても'80年代半ばまで行われていたオープンホイールフォーミュラ
ではございません、ラリーカーでございます。

なにをさておき私が好きなF2キットカー2台。

まず1台目はもちろん306MAXI
ベースの306自体が好きなこともあるんですがキットカー仕様はえげつないことこの上なく
ラブリー。
まずもってレギュレーションで最低重量が軽減されている上Gr.A以上に認められた改造範囲のうちの迫力ある拡幅されたボディワーク、当時既にGr.Aでは制限されていたスリックタイヤを履きTCSなどドライバーエイドデバイスを使用、さらにはリバースヘッド(クラス2ツーリングでおなじみの市販状態とEg搭載方向を前後逆にし前吸気・後排気)と手の入れ方はツーリングカー的、
レーシングカー。
ターマックではほとんどキチガイな速さを見せるスペシャリストF.デルクールやG.パニッツィが
思う存分振り回して走るその姿はめったくそカッコイイのでした。
惜しむらくは規定上どうしようもなかった小さなサイズのリアの羽がなんとも間抜けなところに
マウントされていること...

2台目はXSARA キットカー
こっちは静物的にも美しいキットカー、余談ながら同じXSARAでもフェイスリフト後の顔で走るXSARA WRCよりも旧顔のこちらの方がノーマルが地味でも没個性でもシャープさがあって
よいです。
このクルマのなにが好きかってFrフェンダーの処理。許された拡幅の範囲で拡げるだけでなく、ブリスターフェンダーで一旦膨らませオーバーフェンダーで締める、このムダともいえる凝った
造型、これが良い!
これでいて格好だけでなくF2キットカーの最終進化形だけあって速さも別格で超一流とは
認められなかったP.ブガルスキーをもってして二輪駆動車として記録ちょっと探し出せない
ぐらい久々のWRC制覇を果たしてしまった名車。
突っ込むととことんやっちゃうシトロエン(ラリーレイドで原型なくしたプロトタイプをZXだと
言い張り結局T3プロトのワークス閉め出し)結局この規定の歪みを突きまくった速さを
見せつけたが故にF2キットカーの最低重量等見直しが行われ規格に幕を引き、自らも
さっさとWRカーに専念することになったいろんな意味で話題作。




簡単に時代背景とともに...
'90年代半ばのWRCではGr.Aが全盛を誇っておりましたが一方でホモロゲーションを
とるためにはベースとなるターボ4WDの市販車を一定台数生産・販売しなければならず、
それをクリアできたのは日本メーカー(トヨタ・ミツビシ・スバル)とフォードのみ実質日本車に
あらずば権利なしという状態に陥っておりました。
この状態を打開すべくルノーが提唱した、現在のWRCの主力であるWRカー規定の意図と
同じく多くのメーカーの参入を促すために生まれた規格それがF2キットカーでした。
Gr.Aクラス7の規定をベースに具体的には多くの自動車メーカーがラインナップしている
FF車をベースに競技仕様の部品を一定ロットの生産販売することを条件としていました。
詳しいレギュレーションはこちらのサイトでどうぞ

このF2キットカーによる選手権として用意されたのがW2Lカップ。当時のWRCはF1に倣った
現在よりもぐっと小規模、WRCとして開催される国際ラリーをローテーションで回しておりその年WRCから漏れた国際ラリーにF2キットカーのタイトルをかけていた(世界選手権ではなかったと記憶しています)。ちなみに藤本吉郎が日本人初で制した'95年のサファリラリーもW2L開催
だったはず。

さてこのF2キットカー結果論から言えば企画倒れに終わったわけですが、コスト低減を
謳いエンジンはNAとされていましたが結果としてGr.Aを上回る300ps以上を発揮し、
その加給に頼らない競争力を得るためには現在のF1と同じように高度なチューニングを
要求され、コスト高の要因となったわけで。
またこの規格提唱したルノーはじめフランスメーカーは世界選手権への積極的参入を
手控え(というかF2キットカーを用意したメーカーにワークスとして世界を転戦できるほど
体力をもったメーカーはなかったのが実情?)まともに選手権を追いかけたのは'90年代
末期にGR.A7を席巻したイビーザ・キットカーを擁したセアト程度。

世界規模の転戦を手控えた(というよりグラベルに出向こうとしなかった)フランスメーカー
は一方で国内選手権と同じ条件で行われるターマック・ラリーに限定して反則とも思える
スペシャルマシンと化したF2キットカーをスポットで送り込んできたわけで。このいびつな
までに歪んだ時代の徒花フランスメーカーのF2キットカーほどカッコイイラリーカーはない
というのが私の極論。
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Commented by ひこ at 2005-07-11 19:30 x
私が持っている今は無き立風書房刊行の「ユーロホットハッチ’98」には306Maxiを初めとしたF2キットカーの雄姿が満載です。
メガーヌ(もちろん初代)Maxiもなかなか素敵です。
Commented by wonder_95218 at 2005-07-11 22:07
ひこさん
メガーヌ キットカー、これ実車(というかレプリカ)を見たことがあります。
ちゃんとDiacカラーのペイントも再現されたリアルなヤツ。運転した友人
によればスペーサーで強引にタイヤを張り出しただけだったので恐ろしく
ハンドル重い&曲がらない代物だったそうですがカッコよさは上記2台に
劣りませんでしたよ。

その友人にメガーヌ キットカー製作から実戦までのヒストリー的ビデオ
見せてもらいましたがこれもなかなか面白かったです。
特にキットカーになっても安定感あるリアがとことん粘って限界超えると
フロントから無反応なまま真っ直ぐコーナーの外へドーンな他のクルマと
全く違う挙動示すルノーアンダーそのままのクラッシュも収録されており
なかなか秀逸でした(笑)
Commented by gosyurin at 2005-07-12 08:56
レース背景などにはまったく無知なのですが、306MAXIはカッコよかったですねぇ。ミニカーは10台以上持ってます。偶にMAXI化した306をイベントなどで見かけますね。
Commented by wonder_95218 at 2005-07-13 22:42
ごしゅりんさん
私のいつになっても実現しない欲しいミニカーリストの上位にも
306MAXI(出来ればワークス白青エッソカラー)は常にランクイン
しております、ですので非常に羨ましいです。

306MAXIレプリカってネットでも個人車で結構見かけますよね、
キットのお値段なのか206WRCレプリカよりも見る頻度多いような気が。
by wonder_95218 | 2005-07-10 23:41 | My Favorite | Comments(4)